自社の手弁当で始めてオフラインイベントを開催したのは、 自社の主力製品についてのイベントで 2017 年に会社の近所にある AP 秋葉原で開催しました。参加者は 15 名程度でした。イベント開催前と開催後に相談タイム的なのを設けたのを覚えています。
それからかなりの間オンラインイベントをやる暇もないくらい忙しい状態が続き、2020 年 1 月に再度オフラインイベントを AP 秋葉原で開催しました。参加者 40 名満員御礼で、参加率 100% というイベントになりました。
平日の昼間 2 時間、主力製品について。その後 3 時間は自社の製品を一通り紹介するというイベントでした。個人的には社員が用意してくれたケータリングのサンドイッチが本当に美味しかったのと、どら焼きを配って喜ばれたのもいい思い出です。
その後、社会状況もあり、イベントは開催したいが、オフラインは難しいと考え 2020 年 5 月から自社製品と Discord によりオンラインのイベントを不定期で開催してきました。
- 2020 年 7 回
- 2021 年 6 回
- 2022 年 4 回
- 2023 年 2 回
2020–2021 年は 2 ヶ月に 1 回程度開催してみたのですが、少し間隔が短すぎたので、2022 年からは 3 ヶ月に 1 回程度の開催に切り替えています。2023 年は WebRTC 入門セミナーを開催し申し込み 275 名の申し込みがあり、最大同時接続数 219 名という多くの方の参加を頂けるイベントが開催できました。
オンラインイベントの方針
自社で開催しているオンラインイベントはいくつか少ないですが方針があります。
匿名参加かつ申し込みを一言 Discord で書き込むだけにする
どこそこの誰々で電話番号はこれで、所属はコレとかが一切不要です。Discord の電話番号認証済みのアカウントがあれば、アイコンを設定して「参加します」と書き込むだけです。
企業のオンラインイベントって色々な情報を収集される野が多くて本当に嫌なのと、興味がないメールが送られてくるのが嫌なので、自社では完全に匿名です。顧客かどうかすらもわかりません。
無言キャンセル、無言退席を許可する
オンラインイベントなのでキャンセルされても別に困りませんし、退席されてても困りません。キャンセルのやりとりするだけでもめんどくさいです。当日 0 名だったら、開催しなければいいだけです。
むしろキャンセル禁止、キャンセル連絡必須とかのほうが参加申し込みしづらい気がします。むしろ「無言キャンセルできるので気軽に申し込んでください」とアピールしています。
イベントは Discord で何かあれば書き込む、配信は自社製品
よくオンラインイベントがあると「実況する」的なのがあると思いますが、あれを好き勝手に Discord でやって貰うという方針です。後はそれを主催者側が拾ってコメントしていくというスタイルです。
Twitter の実況ってハッシュタグ付けないといけないですし、気軽に呟きにくいってのがあると思っています。でも、 Discord でイベント専用チャネルなら別ですよね。
気軽に発言できるというのもオンラインイベントの魅力の1つだと思います。「完全に理解した」なんてオフラインイベントでは言いにくいですし。うちではバンバン書き込んで貰っていいです。
- 気軽に書き込む
- 自分用に積極的にまとめる
- 良いなと思ったらリアクションを積極的に付けていく
これらをイベントの最初に御願いしています。
なぜ自社でオンラインイベントを始めたのか
元々はオフラインができなくなったからです。ただ元々はコミュニティが主催するイベントに参加して発表したりしてきたのですが、正直コミュニティって「主催者の色」が出るので「自社製品のアピール」というのがしづらいというのがあります。
あと、発表時間が 20 分、長くて 30 分程度だったりして、しっかりと伝えるというのが難しいです。
先日の WebRTC 入門は 4 時間 (+ 延長戦 1 時間) という長丁場でした。こんな感じで自由にイベントが開催できるのは本当に良いです。
あと、そもそも自分が 5 時間話したりするの特に苦がないってのはあるかもしれません。
今後
今後は平日昼間のがっつりイベントと、平日昼間の短めのイベントの2つを開催していこうと思っています。
もう、営業時間外の開催は行わない予定です。そもそも企業向けのイベントなので営業時間外にやってたのよくないなと。あとオンラインなので仕事中にも気軽に聞けるかなと思っています。