サポートで稼がない

ミドルウェアに対するサポート費用について

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2 min readSep 5, 2017

クローズドソースなパッケージ製品となると、どうしてもサポート費用という話がよく出てくる。

例えば、最初に製品を買って貰い、その後は毎年製品価格の 10% をサポート費用として貰うというモデルはよくある話だと思う。

このモデルはサポートが発生しないと 10% がそのまま利益になる。ただ、このモデル自分が経験したパターンだと、毎年値下げ交渉が発生する。

つまり顧客としては問い合わせもしないのにサポート費用を今まで通りの費用で払い続けたくないという話が出てくる。めんどくさい。

ミドルウェア屋さんになって 10 年以上が過ぎたが、ずっとこのモデルに違和感があったので、自分の会社の自社製品はサポートで稼ぐのをやめることにした。

サポート費用という概念をやめた

そもそも製品にサポートはあって当たり前。それを別の費用として切り出されているのに違和感があった。

サポートを特別扱いするのをやめた

たとえばプレミアムサポートだと 24/365 とか、電話ができるなど。いろいろプランがあるパターンはよく見かけるだろう。

サポートを特別扱いは一切しない。とにかく製品に付属するサポートプランは一つどんな顧客でも一緒。これで買ってくれないなら売らない。

特別扱いを始めると管理が複雑になる。

製品の価値にお金を払ってもらう

自社製品のサポートは当たり前のもので、あくまで製品の価値に対してお金を払ってもらう事にした。

そもそも、クローズドソースなミドルウェアをサポートなしで使うという考えがおかしい。

サポートは売らない、あってあたりまえ。製品を売っていく。

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