WebRTC to HLS の可能性

pixiv さんが視聴者への配信を WebRTC から HLS へ変更することを発表しました。pixiv さんは自社の製品を使っていただいており、この話は以前から伺っていました。

pixiv さんの発表にも書いてありますが WebRTC は多くのユーザへの配信に向いている技術ではありません。私のイメージでは多くても数千程度が最大です。さらにそれ以上にサーバ負荷がとてもかかります。

その辺の話は以前まとめてあります。

今回のように、配信部分を WebRTC からHLS に切り替えるのはモバイルや大規模配信を考えると、とても良い流れだと思っています。そして配信側は WebRTC のままですので、配信側は連携しやすいままです。

pixiv さんがやるかどうかはわかりませんが、 HLS で配信ということは録画した配信をアーカイブとしても配信可能になります。これも魅力的ですよね。

配信側に WebRTC を使う理由はブラウザだけ配信環境が整う気軽さです。後は再送制御とかも自前で行うため不安定な回線からも配信しやすいです。

WebRTC to HLS は今後の気軽に配信する技術の一つとして確立していくと思っています。

WebRTC to WebRTC も魅力はありますが、大規模を考えるとコストパフォーマンス的に嬉しくないです。

個人的には 300 名以内は WebRTC で、それ以外は HLS なんて分けていくのが素敵かな?なんても思ったりしています。

実は、大規模 WebRTC はできないか?と相談されたりするんですが、現実は HLS をお勧めするのがほとんどです。大規模で遅延少ないメリットはあまりないでしょう … 。

この辺 WebRTC to HLS が気軽に使えるようになると色々配信の世界も変わるかな?と思ったりしています。

Written by

Erlang/OTP / 時雨堂 / WebRTC / E2EE

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