WebRTC SFU Sora インターコネクト機能

2020 年末に最新の WebRTC SFU Sora をリリースしました。録画周りの課題をいろいろ解決し、サイマルキャストを正式版機能としてリリースしました。まだまだやるべき事はありますが、基本的には改善フェーズに入ったと考えています。

インターコネクト機能

Sora は「単独で動くミドルウェア」として単体での性能、単体での機能を改善してきました。ただ、単体ではどうしても改善できないのが「多拠点に Sora を置いて利用したい」という要望です。

簡単に言えば複数の Sora を一つの Sora として見なす機能です。

現時点の Sora は 東京、ブラジル、アメリカ、イギリスそれぞれに Sora を立てた場合、現時点では「どこかの Sora」に集まる必要がありますが、それを不要にします。皆が東京に住んでいればいいですが、東京、ブラジル、アメリカ、イギリスに住んでいたとしても、皆が東京の Sora を利用する必要があります。

インターコネクト機能はそれぞれの Sora を相互接続させることで、東京の人は東京の Sora へ、アメリカの人はアメリカの Sora へ繋いで 良くなります。

例えば AWS では「異なるAWS リージョン内の 2 つの EC2 インスタンス間のトラフィックは、その 2 つのインスタンスが存在する VPC 間にインターリージョン VPC ピアリング接続が存在する場合、AWS ネットワーク内に留まります」と書かれています。もちろん AWS ネットワークに依存しますが、インターネットよりは明らかに安定したネットワークが利用されるため遠く離れた拠点同士でも安定して利用できるようになります。

この機能は国内外問わずに拠点を持つ大企業から多く要望を頂いています。

副産物としての大規模配信

インターコネクト機能の副産物として大規模配信がついてきます。

例えば東京に複数の Sora を立てて、それらをインターコネクト機能を利用し相互接続させることで、複数の Sora を 1 つの Sora として扱えます。

1 つの Sora が 4K@30 の映像を 100 接続まで配信できるとしたら、100 台用意することで 4K@30 を超低遅延で 1 万ユーザに配信することが可能になります。どの Sora に繋いでも良いので、運用も少しだけですが、楽になると思います。

実現可能かどうか

可能だとは思います。ただ安定的に商用環境で利用できるようにするのにはとても大変だと思います。

そのために負荷試験ツールや監視ツールを育てていく必要があると思います。課題は山ほどありますが、取り組んでいきます。

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