macOS の Chrome で 1080p 60fps での USB カメラからの映像出力に対応していたので、試してみました。
まとめ
- AV1 すごい
- 1080p 60fps きれい
環境
- WebRTC SFU は WebRTC SFU Sora
- コーデックは AV1
- 解像度は 1080p (1920×1080)
- ビットレートは 2.5 Mbps
- カメラは ロジクール Webカメラ C980GR
- 回線はインターネット経由
- サーバは Vultr ベアメタル
- 送信、受信ともに mac mini (M1) の 103.0.5060.53
実際の挙動
百聞は一見にしかずということで。動画をどうぞ。
Gyazo がそもそも 30fps しか対応していないので、30fps になっています。
今後
AV1 の圧倒的なパワーを見せられた感じがある。安定して配信をするにはとにかくビットレートを下げていく必要がある。ただビットレートを下げると画質が下がる、画質が下がると体験が悪くなる。
だからといってビットレートを上げると回線が不安定になった途端、止まったりブロックノイズがでたりする。そのため安定して低ビットレートで高画質を実現できる AV1 は本当に強い。
最近販売された NVIDIA Jetson Orin では AV1 のハードウェアアクセラレーター (HWA) が搭載されており 4K 60fps までの映像を HWA を利用して実現できる。ビットレートもおそらく 10 Mbps 程度での実現になるだろう。
WebRTC においての AV1 は WebRTC を一段階上の世界へ押し上げる技術になると感じた。