WebRTC からみた Edge のChromium ベース

MS Edge が Chromium ベースになることが発表されました。いろいろいわれてるようですが、 WebRTC 視点で書いていきます。

要約 (TL;DR)

Chromium ベース最高!

Edge の WebRTC

そもそも Edge の WebRTC 実装はよくわからない実装でした。

まず暗号ライブラリはインターナルです。さらに WebRTC ライブラリもインターナルで、リリースノートすらない状況で、 Edge がアップデートしても本当によくわからない状況で、 Edge の WebRTC 対応は難航していました。

また動作も H.264 と VP8 以外に Skype 独自用のコーデックを用意したりと、かなり Skype に寄せた仕組みでした。

機能面でも Plan B で Multi-Stream には対応していないという時代遅れの実装だったりしつつも、なぜか getDisplayMedia は実装されていたりと何が優先されているのか、何を頑張ろうとしているのかわかりませんでした。

WebRTC を扱う側からすると Edge の Chromium ベース化は大変歓迎できます。

UWP と libwebrtc

tig のスクショなので見づらくてすみません。libwebrtc に UWP の WebRTC SDK を開発している Robin さんのコミットが入りました。

UWP についてはググってください。UWP は Edge の WebRTC 実装とは別で libwebrtc を使用していました。

ただ今までは GitHub でフォークしてメンテしていたのが libwebrtc 本体と統合されました。

これは本当に素晴らしいです。MS の様々な環境で気軽に WebRTC を利用することができるようになる一歩と感じています。

UWP が libwebrtc なのに Edge は独自という矛盾を解決してくれます。MS は libwebrtc への貢献していくという流れも出てきそうです。

QUIC API for WebRTC

実は WebRTC を QUIC に置き換えるのは Google と MS が頑張っています。

そのため、 libwebrtc の Media over QUIC 化に向けて Google と MS が一つの実装にコミットしていくというのもあるのかもしれません。妄想ですが。

Written by

Erlang/OTP / 時雨堂 / WebRTC / E2EE

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