QUIC (draft-17) サーバが動いた

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2 min readJan 27, 2019

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Wireshark が draft-17 に対応したので、やっと書けます。

draft-17 ではパケットナンバーが暗号処理ではなくマスク処理に変わりました。マスクデータの生成が AES-ECB になったりしました。

さらにフレーム番号からタイプ番号も全部書き直したりしました。だるかったです。

Wireshark で復号した QUIC の表示

再送制御周りでまずは CRYPTO フレームの再送制御に着手しています。まだデコード周りしかできていないので、今後はエンコード周りで進めていきます。

今後

draft-18 へ移動します。Wireshark も draft-18 に対応しているようです。ngtcp2 が対応してくれるかわかりませんが、まずは実装を進めていきます。

draft-18 対応が一通り終わったら、再送制御を徹底的にやっていく予定です。パケロス 50% 、ジッター 500 ミリ秒といった環境でも無事に処理できるよう実装していきます。

最初は 0-RTT を検討していましたが、再送制御が最難関なのでまずは再送制御とじっくり向き合っていこうと思います。

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