OpenSora プロジェクトへの思い

OpenSora という非営利目的限定での個人開発者へ向けた WebRTC SFU Sora を気軽に利用できるようにするプロジェクトを開始した。

始めた理由はいくつかある。一つ一つ書いていきたい。

自社製品の売上で従業員の給与をまかなえるようになった

焦って売上を上げる必要がなくなったのは大きい。すでに零細企業としては十分な売上が出せている。

余裕ができたのであればより多くの人に自社製品を触って貰う機会を付くていくべきではないか?と思うようになった。

WebRTC SFU という仕組みをより多くの人に触ってもらいたい

WebRTC は P2P を利用する前提が多い。ただ自社製品である WebRTC SFU は P2P よりも簡単に利用することができる。

そのため「WebRTC SFU こんなに便利なの!?」と思ってもらいたいという気持ちがある。

WebRTC SFU の便利さをより多くの人に知ってもらいたい。

実績のある製品を個人開発者に無料で開放したい

WebRTC SFU Sora はありがたいことに多くの企業に採用していただいている。この実績を持つ製品を無料で個人開発者に提供したいと考えた。

理由としては学生や趣味プログラマーの方が WebRTC SFU Sora を使おうとなると60 万円を払う必要がある。これはかなり厳しい金額だ。

もともと法人向けにしか販売していないというのもあり、個人には手が届かない製品というのもあるだろう。

そこで非営利目的限定で個人開発者に対して無料で利用できる Sora を提供したいと考えた。

クラウドベースで提供したい

Sora はパッケージ製品のため、完全にクローズド環境で利用できるというのが魅力の一つだ。

ただ、その場合自社に情報が全く入ってこない。理解のあるお客様は定期的にログを送ってきていただけるのだが、より多くの情報を求める場合は自社で運用してみるしか無い。

であればクラウドベースで提供することで自社でもログを得ていきたい。

SDK を多くの人に触ってもらいたい

Sora は JavaScript、iOS、Android 向けの SDK を公開している。ただあたりまえだが Sora を購入しないと利用することはできない。

時雨堂では Sora の SDK に対してかなりのリソースを投入している。SDK はお客様側が利用するため、使いやすく、安定している必要があるためだ。

せっかくなのでこの SDK をより多くの人に触ってもらいたい。

特に現在 React Native 向けのライブラリや SDK を開発していることもあり、気軽に WebRTC SFU を利用したスマートフォン向けアプリを作ってみてもらいたいと考えている。

WebRTC の利用シーンを広げたい

Twitter で最近 WebRTC と XR を組み合わせようとしている個人開発者をちらほらみかける。WebXR が Chrome に積まれたこともあり、今後色々なシーンで WebRTC が使われていくと見ている。

そこでより気軽に WebRTC SFU を利用できるようにすることで、多くの人が新しい WebRTC を利用したなにかを生み出してくれるだろう。

パッケージプロダクトで利益を出し、クラウドサービスで裾野を広げる。

Written by

Erlang/OTP / 時雨堂 / WebRTC / E2EE

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