検討した結果、採用することにしたので、その過程の理由を。
Elastic Stack を使うことにしたのはいいが、サーバをどう構築するかは決め兼ねていた。
普段から使っている Vultr という VPS サービス上に構築する予定だったのだが、そこそこめんどくさい。落ちた時、ディスク不足などを考える必要がある。
そこで次は AWS の CloudSearch を検討することにしたが、いまいち使いづらい。こちらとしては運用を丸投げしたいだけなのだが、しっくり来ない。転送量課金もある。これは仕方がないが。
そこで Elastic が提供している Elastic Cloud を試してみることにした。
自分が思いつく要求をまとめる。
- 運用に手間がかからない
- あまり高くない予算は月 2 万円程度
- 使う側は Beats だけを意識していればいい
- Kibana も運用してほしい
- サーバは東京にあって欲しい
- 転送量で課金されない
- できれば最新の 6.0 系を使いたい
- 気軽にアップグレードしたい
これを踏まえて Elastic Cloud の仕様を眺めてみる。
Elastic Cloud はすべての条件を満たしていた。さらにクレジットカードなしでの 14 日トライアルもある。ということで早速登録して使ってみることにした。
サクッと登録してサクッと始められる。あとは Create 押して終わり。Elasticsearch と Kibana の Endpoint が与えられ、パスワードログインすればすぐに接続可能。metricbeat や packetbeat からも送ることができた。
警告は出るが 6.0.0-rc1 を選択できるのもとても良い。6.0 正式版が出てすぐに使い始められるというのも良い。
大規模で沢山のサービスから使うというわけではないことや、自社で運用したいということもないため、不満は特になさそう。
公式サービスという安心感もある。素晴らしい。
当面の間は Elastic Cloud を利用していくことにした。