2021 年振り返り

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Dec 30, 2021

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Erlang/OTP、 Go、 SQL な 1 年だった。

Erlang/OTP

がっつり書いた。QC (PropEr) や Fuzzing もできた。Erlang VM に JIT が来たり、maybe 構文が来る気配が来たり、hex.pm Private を利用し始めたりと、環境も少し変えられるようになった。そういえば rebar3 lint plugin も使い始めた。

来年は OTP 25 でさらに便利になりそう。商用パッケージミドルウェア書くなら Erlang/OTP で十分満足と感じた 1 年だった。

Go / SQL

主に HTTP と SQL を利用した何かを作る場合は Go を選択することにした。理由は sqlc があるから。SQL が苦手で ORM をなんとなく使ってきていた自分だったが、sqlc に衝撃を受けて SQL をがっつり勉強した。

今後自社サービスを作るに当たっても、バックエンドは go + sqlc を採用していく。

C++

なんとなく読める程度にはなった。雰囲気。

WebAssembly

Go からしか触っていないが、Cloudflare Workers で Rust 経由で触って WASI が活用できそうなので、そちらで触っていきたいところ。

Cloudflare Workers

2021 年 12 月に入ってからだが、今年で結構衝撃を受けた技術の一つ。もともと OpenResty という Nginx + Lua な仕組みをがっつりと使っていた事もあり、前段で処理をするというのが当たりだったが、OpenResty は性能はいいのだが、とにかく開発体験が悪い。あと Lua 皆書けない。

ところが Cloudflare Workers は JavaScirpt や TypeScript 、Rust で書けて、HTTP や WebSocket に対応して、さらには勝手にスケールもして、開発体験もよく、デプロイも簡単、さらには専用サーバもいらず、価格も安いという、OpenResty 触っていた人に取っては衝撃のサービスだとおもう。

とにかくログが console.log で出力されるのが夢のようだし、Request に Cloudflare 側で色々情報を追加してくれるのもいい。

ローカルでの開発体験とデプロイしたときの挙動も文句ない。Cloudflare Workers KV はまさに OpenResty の Dict 機能が、簡単につかえ、 GUI モツいているし、 Durable Objects に至ってはトランザクションありときて、もうよくわからない。R2 がきたらファイルアップロードも簡単になりそうで、夢のようだ。

Remix を使えば SSR ならぬ Cloudflare Workers レンダリングが簡単に実現できる。OpenResty ではできずにいたことが、Cloudflare Workers では簡単にできて最高だ。リクエストを複数箇所に飛ばすなども簡単にできるのも良い。

Cloudflare Workers はクライアントだろうがサーバだろうがとにかく HTTP を利用した何かを作るのであれば必ず触った方がいい。今までとは世界が変わる。開発体験が本当に良い。

来年は Go + sqlc と Cloudflare Workers をベースに、自社 SaaS を作れればと思う。JavaScript を悩まずに書けるようになりたい。

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