集中力のない人の戦略

あるプログラマーのたわごと

V
4 min readJun 27, 2018

ちょっとうまく整理できていないので、もう少し推敲します。

集中力がないといろいろなところで苦労します。とりわけ苦労したのが学校です。学校では決められた時間で学ぶ授業、決められた時間で問題を解き結果を出す試験があります。これが本当に集中力のない自分には地獄でした。とにかく決められた時間で何かをするというのがとても苦手でした。

恐ろしいほど集中力がなく、決められた時間の中で結果を出すことができない自分がどうやって仕事をしているのかという話を書いてきます。

ダラダラ継続する

結論を先にいうと「人の何倍も時間をかけて、常に変化する分野ピンポイントにダラダラと継続する」という戦略を取ることにしました。

継続といえばカッコイイですが所詮は「ダラダラ」です。つまり気分が乗ったときだけダラダラとやっていきます。

ただ、ダラダラやるのも1年、5年、10年と続ければ結果は出ます、多分。

また、常に変化する分野であれば集中力よりも、継続が求められるはずだとも考えました。自分のように集中力のない人間でも時間さえ投資して継続すればなんとかなるという考えを持つことにしました。

優秀な人が 1 日で理解することを 1 ヶ月、1年かかってもいいので理解するまでダラダラと継続するという戦略です。

効率を捨て時間を投資する

ダラダラと継続というのは、結果的に効率を捨てて時間を投資するということだと思っています。そのため効率よく学ぶというのを諦めました。泥臭く何度も同じ本を読んだり、何度も同じソースを読んだり、何度も同じ仕組みを実装してみたり。効率を捨てて時間を投資することにしました。

「時間を投資する」という選択をしたときから凄く気が楽になりました。普通の人よりも結果を出すのが遅いのを受け入れ、とにかく時間を投資しまくりました。それも年単位で。

特殊技術は扱いづらい

結果的に自分の技術の幅は恐ろしいほど狭まりました。専門性はあるが、汎用性がまったくない扱いづらいスキルを持つ人、という感じです。

自分の場合はプロダクトマネージメント(10 年以上)、Erlang/OTP (10 年以上)と WebRTC (3 年以上) 以外の技術はほとんど投資していません。そのかわりこの3つには徹底的に時間を投資してダラダラと継続しています。

恐ろしく特殊技術に偏っているため、自分だけではやっていけません。そのため、自分と一緒に働く人達は集中力のあるフルスタックな人を巻き込むようにしています。

良い戦略ではない

この戦略まったく良い戦略ではありません。はっきり言って悪手です。誰に進めたこともないです。さらに良い働き方だとも思っていません。

最後の手段だと思ってやっています。これしかないんだ、と。

実際自分の会社では短期間(1日6時間労働)で結果をだすというのを社員には求めています。集中力必須です。皆自分とは違い優秀です。

集中力がないことを受け入れる

まず自分は集中力が無い事を受け入れるのが一番大事だと思います。そこからどうやっていくかという戦略を立てていくしかありません。

自分が興味のある分野にダラダラと時間を投資するのを継続するだけで良いと思っています。そうすればもしかすると結果がでるかもしれないくらいでいい気がしています。

少しでも結果が出始めたら、更にそこに時間を投資し続けています。効率など考えていません。なぜなら効率を捨てるという戦略なので。

期限のある仕事をできるだけしない

これは難しいのはわかっています。ただ実際自分が手伝っている仕事は期限がある仕事はかなり少ないです。

できるだけ期限のある仕事を受けないようにしています。自社製品を開発して販売しているのも期限が自分に弱いからです。

そのため期限を自由にコントロールできる自社製品という戦略を取っています。さらにカスタマイズを受けないというのも期限がつけられることがほとんどだからというのもあったりします。

期限がない仕事ってどんな仕事だ?というのもあると思います。直ぐに結果のでない仕事、継続が価値を生みやすい仕事です。つまり瞬発力ではどうしようもない仕事を受けるようにしています。

--

--