時雨堂 7 期振り返り

2019 年 7 月版

期末が 9 月なので残り 3 ヶ月切りました、振り返りは何度やってもいい、ということで少し早いですが振り返ることにしました。

秋の時代

今期はなぜか馬車馬のように働いた前期の過去最高の売上をさくっと超えてしまう予定です。自社製品の売上は前期比で現時点で 1.5 倍で、もう少し増えそうです。

想定とは大きく異なりますが、会社的にはとても良い結果になりそうです。経営者的にはまったく機能していないことがよくわかります。

前期の始まりに掲げた会社の方針は以下のとおりです。

今期は新規のお手伝いする場合は WebRTC や負荷試験など時雨堂が今後やっていこうとしている方向に絞って受け、それ以外は自社製品にコミットしていくという方針を取っていきます

この方針はほぼ守れています。 WebRTC と負荷試験以外の仕事はほぼ受けていません。それ以外の仕事はお手伝いしてくれている めるぽんkdxu に作業をお願いして、設計だけ自分がやるといった感じでした。

ほぼ社員である tnamao は WebRTC 関連の仕事を手伝ってくれました。

自社製品の売上の伸びが大きかったです。サブスクリプション型ということもあり、ここ数年間で積み上げてきたのが土台となりつつも新規顧客を安定して確保できたというのもあります。

自社製品に関しては競合他社からの乗り換えが多くありました。理由はよくわかっていません。

自分が自社製品につぎ込んでいるため、外のお手伝いで利益は社員たちが頑張ってくれました。本当に助かりました。

今期も前期同様、賞与は 1 人 1000 万以上の予定です。

OSS への投資

去年から始めた WebRTC Native Client Momo の GItHub のスターが 100 以上になり、認知度が上がりました。いろいろな人が試してくれたようです。さらに Momo は めるぽん のおかげで、Windows 版のビルドツールの販売という OSS の新しいかたちでの利益の出し方にもチャレンジできています。

また完全にビジネスから切り離した WebRTC Signaling Server Ayame が kdxu のおかげでサービスの提供まで行けました。

こちらも GitHub のスターを 50 以上と少しでも WebRTC を触ってみる人に貢献できていると感じています。

今後は無料で提供するサービスの充実化を目指していく予定です。

React Native 向けの WebRTC ライブラリである React Native WebRTC Kit はiOS/Android チョットデキル知り合いや社員たち、 kdxu が頑張ってくれたおかげで、新しい libwebrtc に対応しつつ、React Native 最新版に対応しつつ、Android 対応もできました。

リリースに向けて頑張っていっています。

自社製品へのコミット

自分が外のお手伝いを極限まで減らし、徹底的に自社製品にコミットできました。主軸製品である WebRTC SFU Sora はもちろんのこと、それ以外にもかなりリソースをつぎ込めました。

更新が止まったサイトは死んでるということで、積極的に自社や自社製品のサイトを更新してもらっています。

これは総務が1からイラストレーターを覚えて、HTML や CSS を学んで更新してくれています。イラストレーターの金額を調べて、体験中に色々動画を見ながら勉強して、課金を決めるという、手堅い戦略をとっていました。

tnamao が CircleCI でデプロイを自動化してくれているので、気軽に試せます。git revert も覚えてサイツヨです。

とてコストが高い自社製品向け SDK を頑張ってメンテし続けてくれています。これが維持できているのは本当に強みです。

iOS 、Android 、ウェブと3種類を常に最新の技術を使いながらアップデートしていっています。

ずっとやりたかった、自社製品向けのテストシステムの開発というか研究をしています。答えがある世界ではないのでまずはトライアルアンドエラーということで、社員が淡々と作ってみて、試してみてを繰り返しています。1 年以上は余裕でかかると考えています。やることも多いですし、難易度もとても高いです。

最終的には自社製品を買ってくれた人向けに提供できるテストシステムにしたいと考えており、当面は投資していく予定です。

お手伝いしてくれている人たち

時雨堂は結構、社外のお手伝いしてくれている人たちがいます。

最近は主に tnamaokdxuめるぽん の 3 人です。tnamao はほぼ社員なので簡単に。

kdxu はモバイルから、フロント、サーバ、インフラまで一通りできてさらに新しい技術への理解力も早いため重宝しています。OSS では複雑であまり誰もやっていない難しいやつを、外のお仕事を手伝ってもらうときはモバイルからインフラまで一通り人並み以上にできて隙がなく、全部お願いしています。超高性能ワーカーとして本当に素晴らしいです。好き嫌いが無いのも仕事がしやすいです。そして、彼女はとにかく真面目です。

めるぽん はビルド職人と C++ チョットデキルとして OSS やお外のお手伝いで主に活躍してもらっています。ビルドって凄い難しいのですが、どうも適当に扱われている気がします。ビルドに力を入れることによってかなりの差別化が実際できています。Momo が make 一発でビルドできるのは彼のおかげです。ビルド職人の価値向上ってのが結構自分の中であるので、今後も彼と組んでビルド職人の凄さをアピールしていきたいと思います。

tnamao は時雨堂のほぼ社員です。もともとが業務系出身ということもあり、なんでもできます。主にインフラとバッチ処理、管理画面系をお願いすることが多いです。

今期というよりかは起業してからですが、色々な方にお手伝い頂いただきました。ただ、残念な事も何度かありました。

簡単に言うと「依頼した内容どおり、働いてくれない」というのを経験しました。これは他の経営者に聞いても同じような経験をされているようなので、避けようのない話だと思います。働いてくれない方たちとは縁を切って二度と仕事をしないことにして、納得することにしました。

8期に向けて

実は特に何も考えていません。ただ自社製品を頑張っていくくらいです。起業して初めて大きな目標が無い期になりそうです。

強いて言うならより OSS へ投資していきたいと考えています。特に配信ソフトウェア Komugi はなんとか来期中に実現したいなと考えています。

来期は「今やっていることを継続していく」になる気がしています。

Written by

Erlang/OTP / 時雨堂 / WebRTC / E2EE

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