時雨堂 7 期振り返り

時雨堂は 9 月が期末です。ということで振り返っていきます。

秋の時代

豊作の秋

自分の想定とは大きく異なりますが、会社的にはとても良い結果になりました。つまり経営者としては完全に無能ということです。

方針通りには進んだ

今期は新規のお手伝いする場合は WebRTC や負荷試験など時雨堂が今後やっていこうとしている方向に絞って受け、それ以外は自社製品にコミットしていくという方針を取っていきます

この方針はほぼ守れています。 WebRTC と負荷試験以外の仕事はほぼ受けていません。それ以外の仕事はお手伝いしてくれている めるぽんkdxu に作業をお願いして、設計、リリースド、キュメントを自分が担当するという感じです。

ほぼ社員である tnamao は WebRTC 関連の仕事や社内の雑務を手伝ってくれました。

自社製品の売上が大幅に伸びた

とくに後半はかなりの数が売れました。幅広いところで利用いただいて本当に感謝しています。

今後も新しい技術を取り入れながらもシンプルさや安定さを重視した製品づくりを心がけていきます。

社員たちが社外の手伝いで利益をだしてくれた

今期は前期を上回る賞与で 1 人 1000 万円以上です。

オープンソースへの投資

WebRTC Native Client Momo

さらに Momo は めるぽん のおかげで、Windows 版のビルドツールの販売という OSS の新しいかたちでの利益の出し方にもチャレンジできています。

Raspberry Pi だけでなく、Jetson Nano にも対応し、利用の幅が広がっていっています。

WebRTC Signaling Server Ayame

こちらも GitHub のスターを 80 以上と少しでも WebRTC を触ってみる人に貢献できていると感じています。

iOS や Android の SDK の提供も準備を進めています。Web / iOS / Android / React Native で使えるシグナリングサーバになっていっています。

かなりシンプルで性能もでる作りになっているため、是非使ってみてください。

React Native WebRTC Kit

Android 対応がリリースでき、今後は Sora との関係性を切り離してライブラリの独立性を高めていければと思っています。

また React Native for Windows 対応も進めています。今後 MS が React Native の macOS 対応も進めていくようなので、それに合わせて macOS 対応もしていく予定です。

クローズドソース製品へのコミット

自社製品へリソースをつぎ込んだ

新しい技術の採用

WebRTC SFU Sora ではサイマルキャストを利用した配信に力を入れていっており、競合が OSS や海外のサービスを担いでいるなか、フルスクラッチでの開発の強み出していけたと思います。

自社サイトの更新

これは総務が1からイラストレーターを覚えて、HTML や CSS を学んで更新してくれています。イラストレーターの金額を調べて、体験中に色々動画を見ながら勉強して、課金を決めるという、手堅い戦略をとっていました。

tnamao が CircleCI でデプロイを自動化してくれているので、気軽に試せます。git revert も覚えてくれました。

SDK の維持

iOS 、Android 、ウェブと3種類を常に最新の技術を使いながらアップデートしていっています。

自社製品テストシステムの研究

最終的には自社製品を買ってくれた人向けに提供できるテストシステムにしたいと考えており、数年は投資していく予定です。

自社サービスへのコミット

WebRTC シグナリングサービス Ayame Lite

Ayame を利用したサービスの提供を開始しました。Ayame をホスティングするだけでなく、TURN サーバの提供や、ルーム単位での認証機能を提供しています。自社用の管理画面も社員に作ってもらっています。

色々と新しい技術を試す場としても使っています。

時雨堂 WebRTC シグナリングサービス Ayame Lite 開発ログ

お手伝いしてくれている人たち

最近は主に tnamaokdxuめるぽんenm10k の 4 人です。tnamao はほぼ社員なので雑に。

tnamao

kdxu

OSS では複雑であまり誰もやっていない難しいやつを、外のお仕事を手伝ってもらうときはモバイルからインフラまで一通り人並み以上にできて隙がなく、全部お願いしています。

超高性能ワーカーとして本当に素晴らしいです。好き嫌いが無いのも仕事がしやすいです。そして、彼女はとにかく真面目です。

めるぽん

ビルドって凄い難しいのですが、どうも適当に扱われている気がします。ビルドに力を入れることによってかなりの差別化が実際できています。

Momo が make 一発でビルドできるのは彼のおかげです。ビルド職人の価値向上ってのが結構自分の中であるので、今後も彼と組んでビルド職人の凄さをアピールしていきたいと思います。

enm10k

彼は未体験ゾーンである React Native for Windows で WebRTC を利用可能にするというミッションをお願いしています。情報がまったくない中で、色々手探りで進める力は本当に助かっています。

今後、色々アウトプットしていって貰う予定です。

うまくいかない時もある

簡単に言うと「依頼した内容どおり、働いてくれない」というのを何度か経験しました。これは他の経営者に聞いても同じような経験をされているようなので、避けようのない話だと思います。

働いてくれない方たちとは縁を切って二度と仕事をしないことにして、納得することにしています。

8期に向けて

新しい技術で言えば QUIC / WebTransport や AV1 でしょうか。この辺はすでに色々準備していることもありあまり焦ることなく進められそうです。

自社製品が増え、投資先が増えてきましたが社外の人とうまく連携し自社製品を伸ばして行けています。情報をオープンにすることで興味を持ってくれる人も増えて行きているように感じています。

よりオープンに、よりシンプルに色々とやっていければと思います。

来期もよろしくお願いいたします。

Written by

Erlang/OTP / 時雨堂 / WebRTC / E2EE

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