時雨堂 6 期振り返り

本日が時雨堂の 6 期、最終日でした。ということで振り返りと 7 期に向けたのをなんとなく書いていこうと思います。

新製品

今期はもう一つ柱を作りたいと考え、もともとやりたかった負荷試験ツールを新製品として開発していました。実際、使っても頂いたのですが残念ながら製品としての展開は見送ることにしました。

未完成ではありますがとても便利なツールではあるとおもいます。ただ現状は主力製品を2つ持ち、開発、販売していくのは難しいと感じ、製品としてのリリースは断念しました。

WebRTC SFU Sora

念願だったスポットライト機能を搭載できました。この機能は対 MCU 対策で入れた機能で SFU の欠点である大規模な会議を実現するための仕組みです。実際 50 人以上の会議に利用されたりしています。

スポットライト機能は自社製品の強みでもあるため、今後も積極的に改善していきます。

来期はサイマルキャスト、データチャネル、大規模配信、高画質配信といった機能を投入していく予定です。より多くの方に長く使ってもらえる製品を作っていきます。

新製品を一旦あきらめ、 WebRTC SFU に注力を決めてから立ち上げたプロジェクトが OpenSora と OpenMomo です。いまは OpenMomo に注力しており 10 月末には成果を公開するため準備中です。

OpenMomo は WebRTC Native Client Momo のオープンソース化です。ブラウザを不要とする WebRTC クライアントをオープンソース化することでより幅広い世界で WebRTC を利用してもらいたいと考えています。

OpenSora は Sora をより多くの開発者に触ってほしいと考えた Sora をクラウドに載せてマルチテナント化し非営利目的であれば無料で利用できるようにする仕組みです。こちらは OpenMomo が落ち着き次第進められればと思っています。

オープンソースで Sora の JavaScript、iOS、 Android とSDK を提供してきて、ここで React Native 向けの WebRTC ライブラリを提供開始し始めました。

React Native は iOS/Android 向けのアプリを React で実現できる技術です。プロトタイプにも実アプリにも利用可能です。気軽に React Native で WebRTC アプリが開発できるため 1 から開発しました。

この RN WebRTC Kit を利用し新しいプロジェクトを考え中です。

淡々と自社製品の改善、新機能追加をやりつつ、 OpenSora や OpenMomo や React Native WebRTC Kit といった WebRTC を幅広く使ってもらうための仕組みに注力していきます。

現在、WebRTC SFU Sora はとても幅広い業種に利用していただいています。これをより幅を広げていければと考えています。

特にオープンース化する WebRTC Native Client Momo を利用して今まで WebRTC が使われていなかった分野に使ってもらえればと思っています。

また、React Native 向け WebRTC ライブラリを自社でもっている強みを活かし、モバイル向けリアルタイムライブ配信キットをオープンソースで提供できればと考えています。

来期は今期よりもより WebRTC 事業に注力する 1 年にしていければと思います。

お手伝い

今期はお手伝いをしてくれる方がとても増えました。本当に感謝しています。特に tnamao は長期的に時雨堂を外から支えてくれています。

今期からコアな部分は自社で、それ以外の部分をお手伝いしてくれる人にと分業することにしました。以前はコアな部分もお手伝いを募集したりしていましたが、コアな部分は小さくすることで社内のみで閉じることにしました。

その決断をした事もあり、 OpenMomo や React Native WebRTC Kit などをお手伝いしてくれている方々と実現できています。

優秀なお手伝いしてくれている方々のおかげで、自分のやりたいことが沢山実現できています。来期からは新しくお手伝いしてくれる人が入ってくれていろいろ楽しみです。

ほぼ社員は今期もほぼ社員でした。本当にありがとうございます。

デザイナーとして kinakobooster が 8 月から、モバイルエンジニアとして kdxu が 9 月からお手伝いとして参戦してくれています。

kinakobooster は React が書けるデザイナーが欲しいといろいろな人に相談していたら、 kdxu から以前一緒に働いていたという kinakobooster を紹介していただきました。

実際 kinakobooster は React が書けるデザイナー(本業はライター)として弊社社員と組んで難易度の高いお仕事に取り組んでくれています。

kdxu はひどく体調を崩してお休みをしているときに、生きては行かないといけないが当面は無理しない働き方をしないといけないという相談をされ、無理のない働き方ができないか一緒に模索していくということでお手伝いしてくれています。

優秀な二人の若者たちの圧倒的な能力を見せつけられています。来期も無理のない範囲で働いてもらえればと思っています。

「ビルドを仕事にする」をテーマにいつかめるぽんに仕事をお願いしたいと考えていたのが今期ついに実現しました。OpenMomo プロジェクトで Momo の様々な環境のビルドを一手に引き受けてくれています。

libwebrtc の複雑なビルドを CPU アーキテクチャーや OS が複雑に絡み合ってる中とても素晴らしいビルド仕事をしてくれています。

今後もビルド周りの仕事をお願いしていく予定です。

社員達

やりたいことを好き勝手にやる自分に文句も言わずついてきてくれて感謝しています。本当ありがとうございます。

時雨食堂

ついに 200 回を越えました。食べに来てくれる人も増えワイワイ言いながら食べるのはとても楽しいです。ありがとうございます。

どら焼きと合わせて有名になっています。時雨どら焼きと時雨食堂がむしろメインに。

売上

WebRTC SFU Sora の売上が去年と比較して売上が 2 倍以上になりました。自社製品を軸としていくのが目的なのでとても嬉しい結果です。リアルタイム配信ミドルウェアというかなりニッチな分野でこの結果が出たのはタイミングが良かったのもあると思います。来年もできれば自社製品の順調に売上を増やしていければと考えています。会社としても約 2 倍の売上を実現できました。おかげさまで賞与も 1 人 1000 万円を超えました。

来期は今期よりも自社製品に注力していく事もあり、売上よりも成果を優先して行きます。

  • 自社製品の品質と機能を改善していく
  • より多くの企業や人に自社製品を買ってもらう
  • お手伝いしてくれる優秀な人を捕まえる
  • 一緒に戦ってくれる企業を増やす
  • 競合の嫌がることをやっていく
  • 負けない戦いをする

今までで一番大きく伸びた期でしたが、調子に乗らず、今後も質素倹約で行きます。

来年も Let’s Encrypt のスポンサーが無事更新できるよう、がんばります。

Written by

Erlang/OTP / 時雨堂 / WebRTC / E2EE

Get the Medium app

A button that says 'Download on the App Store', and if clicked it will lead you to the iOS App store
A button that says 'Get it on, Google Play', and if clicked it will lead you to the Google Play store