ラムダノートのクーポンネーミングライツスポンサーの裏話

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Dec 17, 2022

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宣伝

12 月 19 日までラムダノートの全ての電子書籍が 50% オフで買える感謝セールを開催中です。

クーポンネーミングライツスポンサー

今回、時雨堂はラムダノートの電子書籍が 50% オフで買える「クーポン」のネーミングライツ、つまりクーポンに付ける名前の権利をラムダノートから購入しています。

これは夏くらいにふと思いついたアイデアです。

時雨堂はただの零細企業なのでとにかく名前を知ってもらう必要があります。知られなければどんなに良い製品を作っても買ってもらえないからです。

主に技術者が利用するミドルウェアを開発、販売している時雨堂としてはラムダノートの本を買おうとする技術者に会社の名前を知ってもらうというのは良い宣伝になるなと思ってはいました。

時雨堂は宣伝になる、ラムダノートは広告費の売上があるということでよくわからんけどとりあえずラムダノートの社長である鹿野さんに相談してみることにしました。

ここで前提となりますが、時雨堂はラムダノートの大株主です。さらに時雨堂のバックオフィス担当社員はラムダノートの総務/経理顧問としてお手伝いをしており、良い意味でズブズブです。

とはいえ、だからといって自分は別にラムダノートに口を出すことはほぼありません。いままで 1–2 回、鹿野さんにこうした方がいいんじゃない?って話をしたくらいです。

鹿野さんとしては、そんなんでお金貰っていいのか?というのが最初の反応でした。とはいえ、特に反対する事はないということで大株主と経営者の間ではすぐに合意がとれました。

あとは、自分や鹿野さんの手は離れて、チームバックオフィスに丸投げされました。そしてその対応が本当に素晴らしかったので裏話として残しておきます。

クーポンの名前

実は自分は「時雨堂の WebRTC SFU Sora !!」みたいな製品名を宣伝することを想定していました。なんとか知ってもらおうと必死でした。

ただ、この案は最終的になくなりました。時雨堂のバックオフィス担当社員とラムダノートのバックオフィス社員の二人がかなりもんで決めてくれたのが、今のクーポン名です。

時雨堂と一緒にラムダノートの8周年突入をお祝いしよう!

自分では全く思いつかない「一緒」に「お祝い」という方向になっていて、衝撃を受けました。これだととてもわかりやすいし、時雨堂を知らない人でも「お祝い」としてクーポンを使うことになるからです。

実際このクーポンの効果は絶大でした。ツイッターに共有する画像には時雨堂ありがとう!とほぼ必ず一緒につぶやかれますし、スクリーンショットにはお祝いのメッセージがたくさん載ります。

鹿野さんもこんなこと言ってました

このクーポンコードの文字列「時雨堂と一緒にラムダノートの8周年突入をお祝いしよう!」は、お買い物で使ってもらうたびに当社のバックヤードに流れるので、みなさんにお祝いしてもらっている感も半端ありません。ほんとうにほんとうにありがとうございます。

今回のクーポン名を考えたバックオフィスチームの二人は天才だと思います。

クーポンの効果

せっかくセールやるのだからいろいろな人に売れるといいな、と思っていましたがクーポンの効果は絶大だったようです。

売上の詳細は知りませんが、今回をきっかけに新しくラムダノートの本を買って頂いた方も多いようです。

2 週間以上の長い期間にも関わらず、ずっと売れているのも本当に嬉しいです。

そしてこれを機に時雨堂という名前を知って頂いた方もいらっしゃいました。よしよし。

企業の広報担当者へ

今回のような電子書籍全品 50% オフというのはさすがに難しいと思いますが、クーポンのネーミングライツはラムダノートは今後もやっていきたいと考えているようです。

例えばセキュリティ企業が SSL/TLS プロフェッショナルのクーポンを提供するなどはとても良い宣伝になると思います。

是非、興味があったらラムダノートに連絡してみてください。話だけ聞いてみたいというのでも大丈夫だと思います。

今回のセールが時雨堂にとっても、ラムダノートにとっても本当にうまくいって大変よかったです。残り二日間となりますが、是非お買い忘れのないようお願いします。

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