フルリモート体制になってからやってみてること
2021 年 1 月版
時雨堂では 2020 年 3 月から従業員を全員フルリモート勤務に切り替えています。一カ所に集まり、顔を合わせて仕事をする事がとても重要という考えのもとで作った会社がフルリモートになりそろそろ 1 年経過しそうなので、雑にまとめていきます。
会社としてやってることや自分がやってることごちゃ混ぜです。
定期的に追記していく予定です。そのうち Gist へ移動するかも。
社外との打ち合わせ
オンラインのみ。オフラインは一切行っていない。もともと社外との打ち合わせは少なかったので問題は出ていない。
社内の打ち合わせ
自社製品を利用してオンラインで打ち合わせ、オフラインは一切行っていない。また「皆で話をする」や「常時接続する」というのはやっていない。自分が必要なメンバーを集めて話す。
基本的に全員が(同じ自社製品の仕事ではあるが)独立している仕事をしているので打ち合わせをする必要が少ない。
中長期的なタスクをお願いする
やってもらうタスクを中長期的(数ヶ月単位)にして、できるだけ連携を不要にしている。
もちろん短期的なタスクもあるが、それは Slack や GitHub Issues でやりとりすればできるレベルに抑えている。
例えばリファクタリングや新しいライブラリの導入、時間のかかる機能改善、調査から必要な新機能対応など。
売り上げを諦める=会社を忙しくしない
売り上げを上げるためにやっている事をやらないようにした。それよりは余裕を持たせる方向にシフトした。いろいろしんどい中、会社自体を忙しくしないようにすることにした。
もともとキャッシュフローを健全型に寄せてる経営をしてるが、より健全型に寄せるようにした。
もともと何かあった時のためにと、会社にお金を貯めており、それは今だと判断した。今はため込んだお金を使うターン。
休めるときはさくっと休んでもらう
ちょっと調子悪いかなとか、無理しないようにしてもらった。もともと無理するメンバーではないが、そこはあえてお願いしている。
定時に上がってもらう
リモートワークだと遅くまで働きがちというが、それは単にマネージメントしている人がタスク管理に失敗してるだけなので論外。
また明日も元気よく働いてもらうために意識的に定時に上がってもらう。
ドキュメント>コード
自分はコードを書くよりもドキュメントを書く事をすることを優先した。一ヶ月ほとんどコードを書いていないとかの時もあった。コードを書くのは社員に任せて、とにかくドキュメントを重視することにした。
自社製品ドキュメントは決まってる事をよりわかりやすく使いやすく書くだけなので、誰とも会話しなくてもいい。
総務の負担を減らす
零細企業の総務は本当にやるべき事が多いので、できるだけサポートに入るようにしている。今までは全部任せっきりでも問題なかったが少しでも負荷を減らせるようにしている。リモートでフルタイム総務はしんどすぎる。
齟齬が増えやすいのを前提に話す
リモートは伝わりにくい、というのを前提に話すようにした。今までであれば「口頭で雑に終わらせていた」ものを全部 GitHub Issues 経由にしたりした。お互いの負担を減らすための仕組みを積極的に導入している。
追記予定