テスト系自社製品を作りたい

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4 min readOct 1, 2017

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前期の振り返りや来期の既存自社製品の話は書いたので、今期新しくやりたいことを書いていきたい。

テスト系製品開発

これまた売れなさそうな分野なのだが、まぁ作りたいのだからしょうがない。いままで、自社製品でのテスト系製品の開発経験はない。依頼があっていくつか作ったことはあるが、特定案件用途だったので基本は使い捨て。

もっと長く使えるもので、自社製品としてテストツールを作れないだろうかとずっと考えているのだが、どうしても売れるイメージがない。作っても売れない事がわかっているのと、作るのがかなりめんどくさいこともあり手を出していなかった。

とはいえ WebRTC の製品が売れ始めていることもあり、本格的に手を出していく必要が出てきたので、まぁ社内向けに作っていくかという気持ち。

製品サイトだけ作って、問い合わせがあったら売ることにする。

WebRTC な OSS の検証系ツールとして需要があるのかもしれない。たぶん。

WebRTC 負荷ツール

さすがにそろそろ必要になってきたので、作り始めることにした。需要は社内。ある程度安定してきたら社外に売ろうと思う。Janus と Jitsi と mediasoup あたりのシグナリングにプラグインで対応して売ると売れるかもしれない。

といってもまぁ作るの大変。SFU を作るのとあまり変わらないわけで。もちろん libwebrtc を使わないで作る。とりあえず年内に最低限動かせるのを目標に作る。

WebRTC 解析ツール

まずは自社製品特化型の callstats.io が作りたい。自社製品であれば好きなだけデータが取れるのでそれを利用してうまく解析できるようにしたい。

あとは機械学習に詳しい人にお手伝いしてもらい「繫がらない」を解析できる基盤が欲しい。まぁこれはいつかできればいい。

WebRTC テストツール

こちらもまずは自社製品特化型の testRTC が作りたい。WebRTC はとにかくテストがめんどくさい。今は Docker + ブラウザというのでテストを書いてるが大変めんどくさい。さらに目で見る、耳で聞くじゃないとわからない部分が多い。

このあたりを何かしらのツールを作ってより正確なテストができるようにしたい。映像や音声の解析ができたらいいのだが。

管理ツール

テスト系製品といえば必ず出てくるのが管理ツール。管理ツールを見ながら品質をチェックしたり、リアルタイムなグラフで状況を見たりしていく必要がある。

この辺は Electron を採用したいと考えている。サーバにウェブ機能を組み込んでもいいのだが、ブラウザ対応が面倒だったりパッケージングがめんどくさいので、単独アプリを考えている。

これは社員が Electron ゴリゴリな人がいるので、お願いするつもり。自分もついでに勉強はしておきたい。つまみぐい。

収集ツール

サーバにインストールしてもらってデータを色々送るツールを作りたい。負荷テストをした時にサーバの CPU やメモリ、それ以外にも色々取りたい情報がある。この辺を取るのはめんどくさいので、ツールを入れれば勝手にデータを取得してくれるようにしたい。

この辺は Golang が最適ではないか?と思っている。最初は Python でもいいかもしれないが、最終的には Golang になるだろう。

https://github.com/shirou/gopsutil このライブラリを使い込んでみたいというのがある。

テストをする時に、サーバの情報が気軽に見えるのはとても重要なので、その辺の仕組みも色々用意したいと考えている。

新しく人が入ったこともあり、自社製品の開発は少しずつお願いしている。自分はテスト系の開発をがんばっていきたい。

売れるかどうかわからないが、売れなくても自社製品の品質が上がることは間違いない、無駄にはならない。

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